誰の話を聞くべきか

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From:横関弦

先日、ラップランド米の田植えがようやく終わりました。
仲間の善意に支えられた今年のラップランド米の苗。
なんとか無事に植え付けることができて一安心です。

合計で5反歩(約1500坪)になる田んぼの田植えを1日で終えました。
とても1人でこなせるものではなく、ここでも家族や仲間に手伝ってもらったのですが…
田植えしてる時に思うことがあったので今回はそのことをお話しします。

田植えには機械が必要なことは分かりますよね。
田んぼを耕すトラクターや田植えをする田植え機。
昔のように牛や人力で田植えをしている人は現在では皆無でしょうから米作りしている人はみんな使っていると思います。

でも、そのトラクターや田植え機の乗り方は千差万別。
どのように耕しても、どのように田植えをしても、
結局はお米が作れればいいわけですから決まりはありません。
そのことが今回のテーマの核でもあるわけです。

田植えは1年に1回のことですから私も去年の田植えの仕方は忘れていました。
どっち方向に田植えしたかは覚えていましたがどうやって田んぼから出たのかいまいちはっきりしません。
なんとなく「こうだったっけっかな?」なんて思い出しながら田植えしようと思っていました。

でも田植えしていると通りすがりの田植え経験者の人たちがよく立ち寄っていきます。
そんな時は必ず「こうすればいい」「ああすればいい」と声を掛けてくれます。
それは本当にありがたいことなんです。
米作り初めて10年ほどですが毎年勉強です。

そんな新米百姓に教えてくれるのはありがたいことなんですが…
みんな教えてくれることが違うから困ってしまうんです。
ある人は田植え機を右回りに動かしていくとか、
またある人は外周を2周分空けて田植えするとか。

さっきも言ったように機械の乗り方に決まりはありませんから皆さん経験で教えてくれます。
でもこうも教えてくれることが違うと誰の話を聞くべきか分からなくなってしまいますよね。

結局、私は手伝ってくれた仲間の意見を聞いて田植えをしました。
その仲間も去年は別のやり方を教えてくれたように記憶してますがそこは問題ではありません。
私が今年はこの人の話を聞くと決めたのですから。

誰の話を聞くべきか

例えば悩みを抱えている時。
色々な人に相談していませんか?
そして色々な意見があって逆に悩みすぎてしまう。
そんな経験あるのではないでしょうか。

そんな時は信用する人の意見や自分の考えにぴったりくる意見を聞いているはずです。
色々な意見を聞いても結局はそんなものです。

これだと信じて行動している場合と、
「正しいのかな?」「大丈夫かな?」と不安を抱えながら行動している場合とでは必ず結果は変わってきます。

家づくりでも一緒です。
当然、工務店の考え方もそれぞれです。
デザインに特化した会社もあれば自然素材推しの会社もあるし、
とにかく安さにこだわっている会社もあります。

あなたの周りの家を建てた先輩たちも色々なことを言うでしょう。
「導線をよく考えた方がいい」とか
「間取りが大切」とかね。

でも、そんなみんなの意見に流されていたら決まるものも決められなくなってしまいます。

あなたが信じていること、あなたが信じる人
それが正解ではないでしょうか。

P.S.
仲間のおかげで今年の田植えも上手くいきました。
田植えが終わった田んぼを見た人から「よく植わってるね~」なんてお褒めの言葉も。
一安心しきってますが今年の米作りはまだ始まったばかりです。

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