From:横関弦
先日の3連休の最終日。
小学2年生になる長男が宿題に追われていました。
あ゛〜とか、い゛〜とか言いながら苦戦している様子。
次男が横で漫画読みながらクスクス笑ってますから集中できるわけないか。
集中できる環境を作ってやらないとダメかもですね。
集中できる環境って言えば…
私にとって集中できる環境は静かなこと。
それこそ子供たちが寝静まった夜や起きる前の朝方など。
最近は1時間早めに起きて仕事するようにしています。
頭がスッキリしてかなり集中できますよ。
子供たちにとってはどんな環境が良いのでしょう。
室温だったり運動だったり、パフォーマンスを上げる方法はありますが今回は集中できる色について考えてみたいと思います。
勉強部屋に向く色って何色だと思いますか?
オーストラリアの大学生の学習パフォーマンスを調べた研究があります。
鮮やかな赤・青・黄と鮮やかな赤・青・黄のパネルを机の前に置き実験をしました。
その結果、鮮やかな色、中でも赤色の学習環境で勉強した生徒は作業に集中でき、理解力も大幅に高かったというデータがあります。
アドレナリン分泌
赤は闘争ホルモンといわれる神経伝達物質アドレナリンの分泌を促します。
沈みがちな気分を高揚させて積極性を高める作用があります。
つまり脳の興奮レベルを上げて筋肉の緊張を強めて覚醒を促すのです。
勉強だけでなくスポーツでもそう。
実際にユニフォームを赤色にすると勝率が上がるという報告があるほど。
イングランドのサッカーチーム・マンチェスター・ユナイテッドなんて赤いユニフォームで〝レッドデビル〟なんて呼び名がありますしね。
ビジネス面でも赤色を身に付けると相手に力強い印象と威圧感を与え、物事を有利に進められるとみられています。
威圧感って言えばトランプさんがそうではないですか?
いつも赤いネクタイをしているようなイメージあります。
でも赤色って心理的には攻撃的・挑戦的にさせる作用があるために、イライラしているときはその苛立ちをエスカレートさせてしまう恐れもあります。
逆に青色には鎮静色系という性質があり、興奮した気持ちを静めて精神を安定させる作用があります。
子供が集中して勉強できないって悩んでいらっしゃるようでしたら、勉強部屋のカーテンを赤色や黄色にしてみても良いかも。
それよりも大きな赤色の画用紙を勉強机の前に貼ってみて効果を試すってことの方が簡単ですか?
問題解けずにさらにイライラなんてこともあるかもしれません。
何事もやり過ぎにはご注意を。
※文藝春秋発行「温かい家は寿命を延ばす」を参考にしています。
P.S.
ちなみに私はまだ子供に赤色は試していません。
長男の性格上、イライラが増幅されてしまうはずだから。