From:横関弦
突然ですが、
2017年に不慮の事故で亡くなった方々の、
およそ1.5%の方々が亡くなっている住宅内で起った事故原因は何かわかりますか?
不慮の事故で亡くなった方々の総数は40,329人。
そしておよそ1.5%は621人です。
その事故原因とは?
それは……….階段からの転落・転倒なんです。
この数字、多いと思いますか?少ないと思いますか?
そのうちのおよそ8割の方々が65歳以上です。
参考にしたのはe-statという政府統計のポータルサイトです。
私がこのデータを見て思ったことは、
私たち建築業界がもっと告知して対策が浸透すれば、
621人という数は減らせるかもしれないということです。
階段からの転落を防止する方法
最も簡単な対策は手すりを付けることです。
そんなことか、なんて思わないでくださいね。
最近の家には手すりは付いていて当たり前ですが、
築年数の古い家にはほとんど付けられていないんじゃないでしょうか。
あくまで経験からですが…
もし、全ての家の階段に手すりが付けられていたとしたら、
621人という死亡者数はもう少し減ったかもしれないと思いませんか?
簡単な工事で安心を手に入れる
先日、階段に手すりを取り付ける工事を行いました。
奥様の足が弱くなり毎日の階段の上り下りがきつくなってきたそうです。
足が弱いのに手すりのない階段を使っていると、
もし階段を踏み外したら掴まるところがなく下まで転げ落ちてしまうかもしれません。
工事はとても簡単で早く終わりました。
壁を壊す必要もなく、2人での作業で半日も掛かっていません。
こんな簡単な工事で万が一の時の安心を手に入れることができます。
足腰が弱くなってきたなと感じたら、
毎日の階段の上り下りがきつくなってきたと感じたら、
最寄りの住宅のプロにご相談ください。
P.S.
思い出してください。
ご両親が暮らす実家には手すりが付いていますか?