本当は地震に強い木の家

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From:横関弦

「でも結局は木造住宅よりも鉄骨やコンクリートの住宅の方が強いでしょ?」
お客さんと話していてそんな事を言われることがあります。

皆さん、そんなイメージを持っていますか?
これは刷り込まれたイメージ。
木造のことを完全に誤解しているようです。

木造住宅の建築に携わる者として、本当は木の家が地震に強いってことを説明していきたいと思います。

鉄やコンクリートは木よりも強いとほとんどの人が思っているようです。

一般的には重い素材ほど素材としては強いです。
そうなれば、木よりも重い鉄やコンクリートの方が強いと思えるかもしれません。

ですが同じ重さに対する強さでは断然木が優っています。
引っ張り強度・圧縮強度・曲げ強度では木がダントツなんです。

引っ張り強度とは、材料それ自体が自分の重さに対してどれだけ耐えられるのかという限度をいいます。

圧縮強度は押しつぶす力に耐える力のことをいい、曲げ強度は材料を曲げた時の抗折値(こうせつち)、応力のことをいいます。

一見重い鉄やコンクリートの方が強そうですがどうして木の方が強いのでしょうか?
それは木の構造にあります。
木の断面はハチの巣のような六角形が隙間なく並んでいるハニカム構造です。

飛行機の翼やダンボールもハニカム構造。
それが軽くて強い理由なのです。

地震に強い理由

木材自体が軽くて強いことは分かっていただけたかと思います。
それが地震とどう関係してくるのか。

ポイントはその軽さ。
建物に働く地震力は建物の重さに比例します。
つまり重ければ重いほど地震力の影響は受けやすく、自重が少なければそれを受ける地盤の負担も軽くなります。

重くてどっしりしていれば地震にも強そうだと思いがちですが、まったく逆なんですね。
軽い方が地震の影響は少なく済みます。

なぜ木造住宅が弱いと思われるのか

地震があった時の報道を見ていると倒壊した木造住宅ばかりが映し出されます。
こんな映像を見ていると「木造住宅は地震に弱い」と思ってしまうかもしれません。

これは木造住宅の数が圧倒的に多く、また老朽化によって地震で倒壊した木造住宅が多いことが原因です。

現在では住宅の耐震基準も定められてその耐震性は高まっています。
耐震リフォームも広まってきています。
鉄骨やコンクリートよりも安価で地震にも強い木造住宅を、もう少し見直していただけたら嬉しいです。

P.S.
木造住宅は安価で地震に強いだけではありません。
その良さをもっと知っていただけるようにこれからも発信していけたらと思っています。








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