今年の恵方は南南東

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From:横関弦

今年の節分は124年ぶりに2月2日だそうで。
昨晩は豆まきしましたか?
恵方巻き食べましたか?

昔から豆は年の数だけ食べるって言われてますよね。
小さい頃はもっと食べたくて早く大人になりたいって思ってましたが。
今は自分の年の数なんて食べきることができません。
余った分は物足りなさそうな子どもたちにお裾分け。

豆まきの他にも我が家では食卓に恵方巻きが並べられてました。
今年の恵方は南南東。

それにしても黙って一気に食べきるって難しい。
一口大に切ってある恵方巻き?海苔巻きを二口くらいいただきました。

これで我が家の今年の節分は終了。
例年だと柚野地区のお寺の豆まきに参加したりしますが今年はコロナで開催見送りなのかな?
妻が何も言わないから中止なのでしょう。

方角について考えてみる

「恵方は南南東」というように方角ってよく注目されません?
占いとかでも「今日の方角は…」なんて。
それは方位学?スピリチュアル?
詳しくないので分かりませんが、方角って注目されがちです。

引越しの際や家を建てる時にも方角が重要視されます。
それは当たり前のこと。
普通は南面にリビングですよね。
わざわざ日の当たらない北側にリビングを考えることはないでしょう。
どうしてもと例外はあるかもしれませんが…

住まいで皆さんが気にする方角といったらやっぱり鬼門です。
鬼門とは、北東の方角のこと。
その名の通り「鬼(邪気)の出入りする方角」を意味しています。 

鬼門はもともと古代中国の考え方で、その起源は古代中国の説話や歴史上の情勢・地形の問題など諸説あります。 

それが日本に伝来し、陰陽道や神道などの影響を受けて不吉な方位として広まっていったようです。

鬼門の裏にあるのが裏鬼門。
鬼門と反対の方角ですから南西になります。
裏鬼門も鬼門と同様に不吉な方位として考えられています。

鬼門・裏鬼門

「鬼門や裏鬼門の方角に三備を設けず」
三備とは①玄関・門②キッチン③トイレ・お風呂などの水回りのことです。
鬼門や裏鬼門にこれらの三備を計画しないようにっていうことですね。

でもこれはあくまで参考までに。
昔からの言い伝えですので時代背景が今とは全く違います。

昔は鬼門に水回りがあると、冬場は冷えや湿気、空気のよどみに悩まされたことでしょう。 
冷蔵庫のなかった時代に裏鬼門にキッチンがあれば、夏場は日が差すので、食べ物が傷みやすかったはずです。

今は南側にリビングを計画すると水回りが鬼門や裏鬼門に掛かってしまうこともあります。
でも断熱性能が上がっている現在の住まいでは食べ物が傷んだり冷えや湿気の心配はないでしょう。

結論、私はそれほど鬼門・裏鬼門を気にする必要はないかと思います。
鬼門・裏鬼門に三備が掛かってしまったときの対処法などもあります。
盛り塩やお札など。
気になるようでしたら調べてみてください。
ここではあえて対処法には触れません。

私が唯一気にしてることは玄関の位置。
間取りを計画するときはまず玄関の位置から考えます。

玄関は南東がベスト。
それだけは気にしています。
なぜかって聞かれてもはっきりとした理由はありませんが、修行時代に尊敬する大工さんから聞かされたから。

でも全ての建物で玄関を南東にすることは無理なことです。
それよりも住まい手の皆さんが心地よく暮らせる間取りだったらいいんじゃないでしょうか。

P.S.
次男が「鬼は外、福は内」を繰り返し言いながらバリバリ豆食べていると、訳分からなくなってしまい「鬼は内…」なんて言ってしまったり。
そんな時は祖父に「何!?」なんてツッコまれていました。








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