株式会社エヌ・シー・エヌ、「住宅の耐震意識」と「地震への備え」に関する調査より
From:横関弦
木造耐震設計事業など手掛ける株式会社エヌ・シー・エヌが、
全国の2,889名に対して、「住宅の耐震意識」と「地震への備え」に関する調査を実施。
その調査結果が先日公表されました。
そのデータを見て、私は驚きました。
なぜ私は驚いたのか?
それは、静岡県の耐震に対する意識の低さについて知ったからです。
耐震意識の高い県第1位は神奈川県です。
静岡県は何位だと思います?
(ちなみに最下位は広島県です。)
なんと静岡県は19位です。
東海地震がいつ来てもおかしくない県なのにこの順位ってどう思います?
静岡県って、
「東海地震はいずれ来る」
「富士山はもう噴火する」
などといったような話を昔から聞いてきます。
それこそ、私の物心がついた頃から。
いや、もっと前から言われ続けているはずです。
それなのにこの順位って実際どうなの?って、
このデータを見たときに驚いたわけです。
私は富士宮市出身です。
富士山の麓、いつ地震が来てもおかしくない町に住んでいて、
しかも建設業に携わっています。
建てる家の耐震性には当然気を使っています。
周りのみんなもそうだと思っていました。
でも、この調査結果から考えるとそんなことはないみたいですね。
静岡県に暮らしているからって耐震意識が高いわけではないことに、
ようやく気付きました。
そして、私はこれこそが家を建てる人の本音ではないかと思いました。
家を建てる時ってどんなことを考えますか?
自分のライフスタイルに合った家?
最新設備の揃った家?
収納がたくさんある家?
みなさん、それぞれに色々なことを考えますよね。
でも初めから耐震にこだわった家を考える人は少ないですよね?
この辺りが、私たちとお施主様の意識の違いなのかもしれません。
お客様のライフスタイルに合った家も大切です。
将来の水回りのリフォームは大変だからできれば最新の設備を入れたいとも思います。
子供が大きくなるにつれて物も多くなるから収納も大事です。
でも、
常に私が大切にしていることは、
お客様がいつまでも安心して暮らせる、気持ちの良い家づくりです。
いつまでも安心して暮らしていただくためには、やっぱり耐震性は避けては通れません。
ご家族の命を守り、
大地震の後も安心して暮らせる家、
しかも住んで気持ちのいい家。
求めるものは難しいかもしれませんが、
そこはブレずにやっていけたらと考えています。
P.S.
そんな耐震に対する思いから生まれた『どんとパネル工法の家』
3月30日に現場見学会を予定しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
P.P.S.
上記の「住宅の耐震意識」と「地震への備え」に関する調査の詳細ページは、
こちらです。