人と同じはちょっと…

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From:横関弦

だいぶ更新が空いてしまいました。
というのも、新築住宅の引渡しがあったからです。

ある理由で私も8月は現場仕事に出なくてはならず、
1ヶ月まるで職人さんのように動いていました。

ようやくの引渡しが終わって今はホッとしています。
そんな施主様とのことを思い出していたら、
気付くことがあったので今回はそのお話を。

新築住宅を建てるだいぶ前の段階の話です。
プランニングに入るとき、施主様とどんな家にするのか打合せをしていました。

私「どんな家にしたいですか?」
施主様「今っぽくない家がいいですね」
私「今っぽくない家?」
施「今の家はどれも同じに見えるじゃないですか?
  そういう感じじゃなくて他所とは違う家がいいですね」
私「う〜ん… 具体的には?」
施「ログハウスみたいな?」
私「うちログハウスもできますよ」
施「ログハウスはメンテナンスとか大変でしょ?」
私「う〜ん…」

こんな問答があった気がします。

本物のログハウスじゃ大変そうだから、
でもログハウスみたいに一風変わった家がいい。

そこで私は外観はログハウスにできるだけ近づけて、
構造や内部は木造軸組工法みたいな家を提案しました。

そうして完成したのが引渡しも無事に終わった「どんとパネル工法の家」です。

私たちはログハウスメーカーではありませんが、
完全オリジナルのログハウスも建てる会社です。

今まで何棟もログハウスを建ててきた経験を元に、
ですがログハウス的外観をどんとパネル工法に落とし込むのは一苦労しました。

丸太組み工法とどんとパネル工法(木造軸組工法)では、
そもそもの考え方も違いますしね。

そうして他所では見かけないような家が完成したのです。

〝自分だけの家〟を建てるための3つのポイント

今回の施主様と同じように、
「自分だけの家を建てたい」って思われる方は多いはず。
人とは違った個性的で機能的な家。
あこがれですよね。

ただ、どうすればそんな家を建てられるのでしょう?
ネットや雑誌を見て自分で調べる?
ハウスメーカーに相談する?

〝自分だけの家〟で暮らすためにはポイントがあります。
そのポイントを知らないと、結局はありがちな家で暮らすことになるかもしれません。

「こんなはずじゃなかった」
「もっとこうすればよかった」と後悔しないように、
〝自分だけの家〟を建てるための3つのポイントをお伝えしたいと思います。

パートナーをしっかり選ぶ

まずは家づくりのパートナーをじっくり選んでください。

自分だけのオリジナル住宅を建てる場合、
特にハウスメーカーだと対応しきれないかと思います。

できれば年間数棟から多くても十数棟くらいを手がけている工務店がオススメです。

なぜか?
そのくらいの規模だと決まった型もあまりなく、
1棟1棟に向き合って設計してくれるはずです。

ハウスメーカーが向き合ってくれないのかって話ではなくて、
設計変更が容易にできる会社がいいってことです。

メーカーだとプラン変更はオプション費が発生してしまいますし、
外観を変えるってことは難しいでしょう。

〝自分だけの家〟を建てられるパートナーを選んでください。

自分の好きなものは相手に伝える

パートナーが決まれば、あとは打合せを重ねていきます。

どんな外観や内観がいいのか?
何部屋必要なのか?

打合せ時にはネットや雑誌で見つけた画像などを担当者に見せてあげてください。
嫌な顔をする担当者の方もいるかもしれませんが、
私はそういうものを見せてくれた方がイメージしやすいので助かります。

そして自分の好きなものをしっかり伝える。
これがとても大切です。

相手が勝手なイメージをしないように、
自分はこういうイメージにしたいと伝えましょう。

私も「ログハウスみたいな」と言われたからイメージが湧きました。
遠慮することはありません。
伝わっているようで意外と伝わらないことが多いですから、
しっかりと自分の好きなもの・したいことを伝えてください。

流行りのデザインは上手く使う

〇〇風とか〇〇系とか、
その時に流行ってるデザインってありますよね。
ネットや雑誌でもおしゃれで確かに憧れます。

流行りのデザインを取り入れることには反対しませんが、
がっつりと〇〇風や〇〇系に寄せた家づくりには注意が必要です。

今はそのデザインが流行っているからいいですけど、
何年後かには古いデザインになってしまうかもしれません。

また今はそのデザインが好きかもしれませんが、
将来的にはどうでしょう。

好きなものって変化しませんか?
好きな服、好きな車も時代が変われば変化するはずです。

好きな服や車が変化しても買い換えれば済む話ですが、
家になるとそう簡単ではありません。

「こんな家にしたかったなぁ」
と思いながら暮らすって辛いですよ。

好きなデザイン・流行りのデザインはポイントで取り入れてみてください。
例えばリビングだけとか寝室だけとかに取り入れるとか。
照明器具だけに取り入れてみるとか。

一部屋や二部屋なら、
最悪リフォームすればどんなデザインにもできますからね。

以上、〝自分だけの家〟を建てるための3つのポイントをお伝えしました。
いかがでしたか?

自分だけの家を建てるのはそう難しいことではありません。
せっかく夢の家を建てるなら諦めることはありませんよ。

P.S.
今回完成したどんとパネル工法の家の外観はログハウス風ですが、
リビングだけは北欧風です。
いずれ紹介できればと思っています。










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はじめまして、明王建設の横関弦です。
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