From:横関弦
子供とおしゃべりしているときに好きな色の話になりました。
長男は黒、次男は青が好きな色だそうです。
私もどちらの色も好きです。
どの色が一番かっていうと私は緑かな〜
黒色の服を好んで着ることが多いですけど、好きな色って聞かれると緑かもしれません。
その時の気分で変わりますが…
今日はそんな色についての話です。
「人生バラ色」とか「今日はブルーな気分」とか、しばしば色は心の表現として使われることがあります。
実際に色は心に大きな影響を与えることが分かっています。
色が人間に与える心理的な効果を利用して、疲労防止・能率向上・災害防止などに役立たせるため、色を選んで用いる専門分野のことをカラーコンディショニング(色彩調節)といいます。
色彩調節の起源は、1925年ニューヨークにある病院手術室の壁に関するものとされています。
外科医が手術中に、手術室の白い壁に幻を見るために壁の色を変えてみたら幻を見なくなった出来事が始まりだとされています。
今では色彩(光沢感、材質感を含む)の心理・生理・物理的効果を利用して、建築や産業環境の安全・衛生管理と快適性の向上を図っています。
例えば、抑うつ症の方が専門家のアドバイスにしたがって部屋を赤系統に変えたらうつ症状が改善したり。
工場に色彩計画を取り入れたら作業効率が高まったりした例もあります。
街灯を青色LEDに変えたら犯罪が減ったという例も数多く報告されています。
それほど、色は人の心身に影響をおよぼすものなのです。
温かさを感じる色は?
色によっても体感温度は変わるようです。
夏は白や青で涼しさを、冬はベージュや茶色を基にして温かさを演出することができます。
また、オックスフォード大学などが行った色の実験もあります。
室温は一緒だけど壁の色が違う部屋に入ってもらいどう感じるかを調べた実験です。
結果、オリーブグリーンの部屋を最も温かいと感じる人たちが実験を受けた被験者全体の30%もいたそうです。
グリーンは緊張を解き解して精神安定にも役立ち、健康効果として優れていると言われます。
高齢者にも有効な色で血圧や心拍数を穏やかにして心身をリラックスさせる効果があるとか。
皆さん家ではリラックスして過ごしたいはず。
自分にとって快適と感じる空間を作るために、季節ごとにカーテンやベッドカバー、クッションカバーなどの色を変えてみても良いかもしれませんね。
何色がいいか迷ったらまずはグリーンを試してみては?
P.S.
私の好きな色は今の気分だとグリーン。
心身ともにちょっと温かさを求めているのかな…