From:横関弦
先日、ドラッグストアへ寄った時のことです。
目当ての洗顔フォームとキャットフードを買い物カゴへ入れ、
他に何か必要なものあったかな~と店内を物色していると
驚くものに目が止まりました。
それは某大型スーパーのプライベートブランドのウイスキーです。
何と720mlで591円!
信じられます!?
サントリーの角瓶の半値以下ですよ!?
何でこんなに安いんだろう?
大型スーパーのプライベートブランドだから大量生産していて安いのかな?
特にウイスキーを買いたいわけではありませんでしたが、
もう気になってしょうがありません。
591円だからまあいっかと買って飲んでみたんですが…
何かが足りない
そんなに期待していませんでしたが、
やっぱりそれなりの味でした。
コクがないっていうのかパンチが足りないっていうのか、
「この値段だしな」と妙に納得してしまいました。
大麦などの原材料の量が少ないのか、
発酵期間が少ないのか、
ウイスキーの醸造に詳しくはないですが、
とにかく何かが違うことだけは確か。
角瓶と比べたらどこかの工程で何かが足りないことだけは確かです。
そうでないとこの価格で売れるはずがありませんものね。
安いものには理由がある
こんな言葉を思い出しました。
『安物買いの銭失い』
このウイスキーを捨てることはありませんが、
好んで飲むかと言ったら嘘になるでしょう。
最近はあまり耳にしなくなった言葉ですが、
『ローコスト住宅』って聞き覚えありますか?
まさに私の経験したことそのものではないでしょうか。
ローコストって言いますけど、
材料すべてが安いからローコストになるってことではありません。
下職さんたちの手間を落として、
仕様はすべて最低限にして、
必要なところはオプションにする。
下職さんたちも手間を抑えられていますから、
自分たちの仕事で削れるところは削ります。
そしてそれが欠陥住宅につながっていく。
ローコスト住宅のすべてがそうとは言いません。
本当に企業努力でローコスト住宅を手がけている会社もあるでしょう。
しかし欠陥住宅につながりやすい土壌ではあります。
ウイスキーも住宅も、
安いものにはちゃんと理由があるってことですね。
どちらを選択するのかはあなた次第ですが…
P.S.
私のところでウイスキーを飲むときはお気を付けください。
薄いと感じたら591円のウイスキーかもしれませんよ。