健康を守るために必要な室温は何℃?

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From:横関弦

ここ何日かの昼間は暖かく感じますが、朝晩はすっかり冷え込んできました。

この季節になると何度も取り上げてしまう話題になってしまいますが、やっぱりとても大事だと思いますので今回もこのお話をしようかと思います。

皆さんは健康を守るために必要な室温があるってことはご存知ですか?

寒さに関する法規制がないのは先進国の中では日本くらい。
英国では断熱性能が低い賃貸住宅には解体命令が出ますし、刑務所であっても寒さは人権問題になります。

そして2018年、WHOから「住宅と健康に関するガイドライン」の中で冬の最低室内温度が発表されています。

最低室内温度をお伝えする前に下記の図をご覧ください。

冬季死亡増加率

これは冬季死亡増加率を都道府県別で比較した図になります。
この図は4月から11月までの暖かい季節に対して、12月から3月までの寒い季節の月平均死亡者数がどれだけ増えるのかを示しています。

寒い北海道では10%の増加率。
逆にやや温暖な栃木県では暖かい季節と比べて寒い季節に死亡する方々が25%増加しています。

国内で最も寒いはずの北海道では10%と死亡増加率が低く、比較的温暖なはずの栃木県では夏よりも冬の死亡が25%増となっています。

この図からどんなことが読み取れるかというと、家の寒さに原因があると考えられます。
寒い土地ほど家を温かくする対策がとられて室温が保たれていることが影響しているのです。

ちなみに静岡県の死亡増加率は22%ほど。
全国でワースト7位になっています。

全国的にも温暖な静岡県でこの死亡率。
やはり健康には室温が影響していると言えるのではないでしょうか。

冬季必要最低室温

それではWHOから発表された冬季最低室温は何℃でしょうか?
それは18℃

この室温どう思いますか?
ご自身の家での真冬の朝を想像してみてください。

「寒いっ寒いっ」と起きてきてリビングの温度計を見ると…
とても18℃なんてないですよね?

我が家は築11年ほどになりますが、寝る前まで薪ストーブ使っていても真冬の朝は10〜12℃くらいです。
10℃をきることはほとんどありませんが。
それでも近所の人たちと話していると1桁台っていう日もあるようですね。

このくらい日本では暖房計画が考えられてこなかったのです。

室温キープで健康に

「耐震」に関しては世界で類を見ないほど厳しい基準がある一方で、「室温」には全く目を向けてこなかった日本。

これまでの住宅は経済の観点ばかりが見られて、質より量が優先されてきました。
これほどの死亡率の差が生まれたのは、家と健康を結びつけて考えてこなかったからです。

人は人生の1/3以上を家の中で過ごすといわれています。
家が人の健康に影響を及ぼすことは当然ですよね。

ここ10年ほどで断熱に関する取り組みがだいぶ変わってきました。
今建てている新築住宅の断熱性能は10年前よりも格段に向上しています。

それもこれも、家と健康の因果関係についての認識が広まったからでしょう。
寿命を延ばすためにも温かい家に住んでくださいね。

P.S.
我が家の断熱性能は10年以上前のもの。
今の新築住宅の断熱性能とは比べられません。
ですが新築にしなきゃ今の断熱性能にはならないというものではなく、リフォームでもその性能に近づけることは可能です。

冬に家庭内での死亡者数が増えることは事実です。
少しでもお住いの家に不安があるようでしたらご相談くださいね。

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